こども美術教室 がじゅく 用賀スタジオのブログです。日々創作活動にいそしむ子供達の表情や毎回の授業の報告などを発信しています。(子供のための造形・絵画教室)

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2012年6月13日水曜日

6/13(水)の授業報告

用賀スタジオの近くに桜新町商店街があり、そこは「サザエさん通り」があります。

そして、ここには「磯野さん一家の銅像」があります。


そう、まだ記憶に新しいかと思いますが(ついこの前ですよね)、波平さんの髪の毛が抜かれてしまいました。。。


ちなみに、たらちゃんも同じように髪の毛が針金に、、、




さ〜て、今日の幼児クラスの課題は!(サザエさん口調で読んでください)


「スライム作り」でした。

そうです、あの「びろーーーーん」と伸びるスライムです。



洗濯のりと色水と「まほうの水」で、作ります!


授業の最初に作り方を実演したところ、液体がトロトロにになっていくのが面白かったらしく、説明の後に我先にと準備を始めてくれました。

このスライムは、自分の好きな色にすることができるので、色の選択も大事ですね。




しっかりと、手順を踏んでいき、色水がどんどんとスライム状に変化していきます。

この変化に感動して、いつもの授業では、あまり聞かないようなトーンの歓声が沸き上がっていました。

また、このできたスライムに「ビーズ」や「キラキラ」を混ぜ込んで、オリジナルのスライムにしていきました。

このアイデアは、塾生から出てきたものなんです。


こいうったアドリブ、感じたこと、考えたことを実行していくことは大事ですね。



そして、残りの時間で「クロッキー」を行いました。
これは、端的に言うと「速描き」。

でも、ただ単に速く描くのではなく、描く対象から短時間に「要素」を抽出していくこと。

「形」であったり、「動き」であったり、「明暗」であったりと、クロッキーも目的を持って描いていきます。


で、授業の残り時間が15分ほどでしたので「形」に注目して描いてもらいました。






みんな、集中して描いていますね!



そして、描いてくれた作品はといいますと。


↓↓↓こちら↓↓↓
描いた対象と、つけあわせて見てみましょう。


セロハンテープの台

大きな印象はつかまえていて、元気のいい画面になりました。

だけどまだ、「奥行き」はないので、今度描くときには自分が描いているところだけじゃなくて、別の場所からも見てみようね。そうすれば、違うところ「奥行き」も発見できるよ!





水差しとコップ

コップの口の部分に、奥行きを感じて描いているのが分かりますね。
また、水差しとの大小関係も感じていますね。

しかしながら、これら二つは円筒(水差し)、または円錐(コップ)の形ですので、見る位置によってコップの口だったり底だったり、円の見え方が変わります。

文字にすると高度な考えに見えますが、実際に目で見た時にそう見えるので、子供たちの方が素直に受け入れてくれたりするんです。



こちらも、コップを描いた作品。

彼の作品は独特で面白い。

真上かた見たコップの口、横からみたコップの形が合わさってまるでキュビスムのようなコップになっています。

一所懸命に自分の頭の中で、形を理解しようとしているんですね。



こちらは、その彼が描いた大好きなキャラクター。
仮面ライダーとのことです。

よく、この仮面ライダー系列のキャラクターを描いてくれるんですが、全身、しかも人間の比率に近づいている!以前より!!

しかも切り抜いてくれているし。
このまま七夕のオリジナル短冊にできるんじゃないでしょうか。






絵を描くことは、物を見ることから始まり。
頭の中で、見たものを理解し、その理解を手で表現していく。


彼ら彼女らは、小さいですが本当に一所懸命に考えていますね。


考えすぎて知恵熱出さないでね。





担当した先生は、アキヒロ先生。(記:アキヒロ先生)