こども美術教室 がじゅく 用賀スタジオのブログです。日々創作活動にいそしむ子供達の表情や毎回の授業の報告などを発信しています。(子供のための造形・絵画教室)

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2012年8月1日水曜日

8/1(水)の授業報告

今日もしっかりと、暑かったですね!

さて、夏の服装といえば「Tシャツ」ですよね。やっぱり

巷には様々なデザインのTシャツがあり、皆さんお気に入りのTシャツで夏をエンジョイしているのではないでしょうか。

今日の課題は、幼児クラス、少年クラス共に「オリジナルTシャツ制作」です。
と言っても、実際に本当のTシャツを作るのではなく、デザインの勉強として
Tシャツの型紙に、オリジナルのデザインを施していくといったもの。

幼児クラスには「すこしだけがじゅく」で参加のお友達も含めて、楽しく授業を行なっていきました。



さて、最初はデザイン案を練るために下絵を描いていきます。
どんなテーマで、何を描いていくかを考えながら下絵を作っていきます。

好きなものだったり、物語から出発するものだったりと、対話の中からデザインの出発点を探っていきます。



デザイン案が見えてきたところで、Tシャツのかたちに画用紙を切っていきます。
そこに下絵で出てきたアイデアを描いていきます。

ここで大事なのが、本番のTシャツの型紙に下絵を「写す」のではなく、「描く」ことです。
原案の焼き増しでは無く、本番に移行する段階でもしっかり考えながら描いていくことが大切なのです。




着色は、クレヨンに色鉛筆に水彩を多種多様。
これもより良く描くための選択なのです。

例えば、小さいところを塗っていくにはクレヨンより色鉛筆の方が良い。

強く見せたいところは、クレヨンの強い色彩の方が良い。

大きい面積に色を置いていく時には、水彩絵具が効率的で良い。

などなど、必然性のある選択なのです。



そして、少年クラスでの授業でのTシャツ制作では、下絵の段階に時間を割いているのが印象的でした。

完成した作品から先に見ていただきましょう。


上段が下絵(アイデアスケッチ)で下段が完成作品です。
少年クラスの方が、デザインテーマがより明快で具体的な印象がありますね。

もちろん、幼児クラスの生徒さんの作品も具体的ですが、少年クラスの作品は、デザインの「ねらい」が見て取れます。



花と木といったモチーフを配置(レイアウト)して絵柄にしていますね。
水彩絵具の濃淡を使いながらの着色で立体感を表現しようとしていました。


こちらは、物語からデザインの原案を立ち上げていきました。
水彩絵具の濃淡を、もっと使いこなせる様にしていきしょうね。


こちらは「恐竜の世界」がテーマです。
単に恐竜を描くに留まらず、場面設定(背景)もしっかりと練っていきまいたよ。


なんだか斬新なデザイン!
これは「手形」をたくさんとっていき、それを構成しなから描いていきました。


こちらは「花火」がテーマ。
夜空に大輪の花火さ咲いています。

この夜を表現するための「黒」は、黒絵の具をしようしたのではなく、混色で作っていったんですよ。

チューブからだせば簡単に「黒」を手に入れることはできますが、混色で作り出すとなると手間。。。


でも、その混色の過程で「どの色とどの色を、どれくらいで混ぜ合わせると何色ができる」といったことが自然と身についていきます。

何事も、探し求めて獲得していくことは大切ですね。


8/6(月)から18(土)まで夏期休講となりますので、水曜クラスは次回8/22(水)となります。

みんな夏休みをエンジョイしてね!!

担当した先生は、アキヒロ先生。(記:アキヒロ先生)