本日の幼児クラスの課題は「型押し工作」でした。
「土台に紙ねんどを伸ばし、いろんな道具の型を取り、色を施していく。」
文字にすると「なんだ簡単」と思えますが、これが意外に難しいんです。
と言いますか、シンプルだからこそ、作り手のイメージが直に現れる面白い課題だとも言えます。
さて、早速作品を見て行きましょう。
個人個人、特徴のある作品に仕上がっています。
まず、何の道具で型を取るか。
このことでも大きな違いが出てきますね。
道具を選択する時点も、制作の一部であり過程なのです。
それぞれが選んだ道具で、型取りを行なっていきました。
強く押さえたり、弱く押さえたりすることで出来上がる型も違ってきます。
そんな一連の作業を楽しみながら行い、水彩で色を着けていきました。
自分の頭の中のイメージが、溢れてくるかのようにみんな夢中になって進めていきました。
余った時間で、石膏で固めた色水にデコレーションをしました。
小さなビーズを着けていく作業は、難しいようでしたが、これも楽しんで行えたのではないでしょうか。
続いて「少年クラス」
課題は「絵本制作(物語制作)」と「島を作る」でした。
課題は「絵本制作(物語制作)」と「島を作る」でした。
絵本(物語)のアイデアスケッチ。
これは冒頭。
制作しながら、絵本について会話を持ち、どういった進行や展開なのかと「ふむふむ」と聞きいっていました。
そう、僕が。
よどみなく紡ぎ出される、その物語は、まるで用意されたもののように出てくるのですがもちろん、そう、アドリブです。
物語が生まれるその瞬間瞬間に、目をキラキラさせながら話してくれます。
それイメージが消えないうちに、言葉にし、文字にし、絵にしていきます。
島の制作は、大詰めを迎え、完成。
写真が完成の作品。
一見、島に色が無くダンボールそのまま。
しかし、それが作者の意図なんです。
この色合が、いいんです。
何を持って完成とするか。その判断は、難しいものです。
だからこそ、このダンボールそのままの島は、作者がイメージして通りのダンボール色なんです、だからこそ完成なのです。
なんだか、訳の分からない文章になってきましたねw
最終的な仕上がりは、作った本人が決める。
これが、とても大切なんだと思います。
言われて作るのではなく、自発的に作ることが、大切であり、たくさんの事柄に繋がっていくんだと思います。
担当した先生は、アキヒロ先生。(記:アキヒロ先生)