こども美術教室 がじゅく 用賀スタジオのブログです。日々創作活動にいそしむ子供達の表情や毎回の授業の報告などを発信しています。(子供のための造形・絵画教室)

お子様の作品をピンボードに飾ろう!がじゅくのブログは写真をPinできます!
 Pinterest>>

2012年4月18日水曜日

4/18(水)の授業報告

本日の幼児クラスの課題は「型押し工作」でした。

「土台に紙ねんどを伸ばし、いろんな道具の型を取り、色を施していく。」

文字にすると「なんだ簡単」と思えますが、これが意外に難しいんです。

と言いますか、シンプルだからこそ、作り手のイメージが直に現れる面白い課題だとも言えます。


さて、早速作品を見て行きましょう。

個人個人、特徴のある作品に仕上がっています。

まず、何の道具で型を取るか。
このことでも大きな違いが出てきますね。

道具を選択する時点も、制作の一部であり過程なのです。


それぞれが選んだ道具で、型取りを行なっていきました。

強く押さえたり、弱く押さえたりすることで出来上がる型も違ってきます。

そんな一連の作業を楽しみながら行い、水彩で色を着けていきました。

自分の頭の中のイメージが、溢れてくるかのようにみんな夢中になって進めていきました。




余った時間で、石膏で固めた色水にデコレーションをしました。


小さなビーズを着けていく作業は、難しいようでしたが、これも楽しんで行えたのではないでしょうか。



続いて「少年クラス」

課題は「絵本制作(物語制作)」と「島を作る」でした。


絵本(物語)のアイデアスケッチ。

これは冒頭。

制作しながら、絵本について会話を持ち、どういった進行や展開なのかと「ふむふむ」と聞きいっていました。

そう、僕が。

よどみなく紡ぎ出される、その物語は、まるで用意されたもののように出てくるのですがもちろん、そう、アドリブです。

物語が生まれるその瞬間瞬間に、目をキラキラさせながら話してくれます。

それイメージが消えないうちに、言葉にし、文字にし、絵にしていきます。


島の制作は、大詰めを迎え、完成。


写真が完成の作品。

一見、島に色が無くダンボールそのまま。


しかし、それが作者の意図なんです。


この色合が、いいんです。


何を持って完成とするか。その判断は、難しいものです。

だからこそ、このダンボールそのままの島は、作者がイメージして通りのダンボール色なんです、だからこそ完成なのです。

なんだか、訳の分からない文章になってきましたねw


最終的な仕上がりは、作った本人が決める。
これが、とても大切なんだと思います。

言われて作るのではなく、自発的に作ることが、大切であり、たくさんの事柄に繋がっていくんだと思います。



担当した先生は、アキヒロ先生。(記:アキヒロ先生)